えっちゃんの中国美大日記 第49回「中国美術館 洪凌回顧展 天地大美」
開幕式はVIP!
北京・中国美術館にて洪凌(洪凌)回顧展「天地大美」が開かれた。そこに特派員:江上越がリポート!開幕式には中央美術学院の大先輩方から先生まで多くの方々が出席、索卡芸術(soka-art)(北京・台南・台北に空間をもつ)ギャラリーの芸術家ということもあり、台湾の方も多く見られた。この夏にイギリス、冬にアイルランドで巡回展もされる。
洪凌
1955年生まれ 北京師範学院美術系卒業、1987年中央美術学院油画研修班、現在中央美術学院油絵科第三工作室にて教鞭をとり、今年定年退職。中国美術家協会会員。1993年「93中国油画年展」にて銅賞を得る。1994年《秋草》が第二回全国油画展にて参加、中国美術館にて収蔵される。1997年《晨雾》《野韵》が第47回ベネチアビエンナーレに参加する。
世界を巡回
今回の展覧会では洪凌の回顧展で、彼の初期の習作から代表作まで全面的にみることができる。中国美術館での展示後、イギリスのUniversity of London ,School of Africa and Oriental Studiesにて2016年7月14日から9月24日展示され、アイルランドのChester Beatty Library, Dublin Castleにて2016年10月25日から2017年2月28日など世界中での巡回展となる。
岩彩?水墨?油絵?
風景から故郷の黄山へ、豊かなグレー調から近作には京都の紅葉を思わせるような美しく激しい色の風景もある。抽象的且つ水墨のような油絵表現には東西融合の試みにも感じられ、興味深い。
洪凌(洪凌)回顧展「天地大美」
会期:2015年12月2日から12月9日
会場:北京・中国美術館
巡回展
会場:University of London ,School of Africa and Oriental Studies(イギリス)
会期:2016年7月14日から9月24日
会場:Chester Beatty Library, Dublin Castle(アイルランド)
会期:2016年10月25日から2017年2月28日