Home > WEB連載えっちゃんの中国レポート >  えっちゃんの中国レポート 第81回「大学院修了作品が受賞、大学美術館に買上収蔵されました」

えっちゃんの中国レポート 第81回「大学院修了作品が受賞、大学美術館に買上収蔵されました」

大学院修了作品が受賞、大学美術館に買上収蔵されました 私は昨年の夏に無事に中央美術学院の劉小東研究室大学院を卒業したのですが、この度私の卒業制作「すれ違いの困惑」が受賞し大学美術館である、中央美術学院美術館(CAFA ART MUSEUM)に買い上げ、収蔵されることになりました!卒業展の美術館コレクションはそれぞれの学部で1,2人ほどなので本当に嬉しいです! 振り返ると大学院ではドイツのHFG、ZKMに交換留学にいき、様々な国の人々と出会い、ディスカッションすることで、自分の今までの既成概念に違和感を感じたり、疎外感や孤独のなかでもう一度自分に向き合ったり、悩むことのほうが多かったです。 特に留学先ではメディアアート学科だったので、今を反映するメディアアートを見ることで、ハイスピードの技術躍進と同時にわたしたちが向き合わなくてはいけない社会の現状を考えさせられることになりました。ドイツでの個展「In to the light...」、ロンドンでの個展「Dialogue beyond 400years」を通してインスタレーションをしながら、逆に新しい絵画の見方も見えてきたような気がします。 特に中国の油画科ではともかく油画の伝統的基本技術を身につけなくてはいけなく、先生も授業後は好きなことしていいから、とにかく授業中は描写力を身に着けてる方針で、油絵とはなにか向き合う日々でした。その中でメディアアートに触れながら最先端のアートと伝統的な油絵を比較しながら、かつ東洋人が油絵を描くことへの違和感やおもしろさ、それは何なのかと考えるきっかけになりました。制作の面でのもっと多面的に深く追求できたのではないかと思います。 今振り返ってみると充実した、人間として成長した3年間でした。 卒業展に来てくれたお世話になった方々、本当にありがとうございました!

江上越 大学院修了作品 「すれ違いの困惑」 中央美術学院美術館

中央美術学院美術館の収蔵証書

中央美術学院美術館 北京で唯一の磯崎新がデザインした美術館

優秀卒業作品の授賞式にて受賞生徒を代表してスピーチしました。

卒業展の様子、会場は中央美術学院美術館

展示を見に来る子供たち

中央美術学院学長の范迪安学長と党書記の高洪先生

展示会場の様子 卒業展はとにかく人が多いです!

映画監督の趙宝剛(赵宝刚)さんと俳優の丁志誠(丁志诚)さん 江上越

お世話になったシュービン(徐冰)先生 江上越

版画科主任の王華祥先生

北京PACE GALLERYの主任 Emmaさん

テレビアナウンサーの許戈輝(许戈辉)さんと江上越

メディア会社Art CHINAの記者と中国大手オークション会社嘉德拍卖の方と

中央美術学院美術館前館長で現在広東美術学院美術館館長の王璜生館長と江上越
お花をいただきました。

今日美術館(Todays Art Museum)のキュレーターである苏磊さん

中央美術学院前学長で中国美術協会名誉会長の靳尚谊(靳尚誼)先生。暑い中来てくれて本当に嬉しい! 困惑のテーマについてとても共鳴してくださいました。

アート北京ディレクターの董夢陽(董梦阳)さん、8年前と比べて随分成長したねと言われました。

円明園博物館の李主任と

サザビース中国ディレクターのNeng Zhao姉さん

以前UCCA現代アートセンター副館長で現在K11主任のAmy

UDLディレクターでデザイナーの丁凡さんと方建平さん

中央美術学院
美術館キュレーターの蔡萌さん

みなさん暑い中、忙しい中わざわざ卒業展にみにきてくれてありがとうございます。本当にたくさんの友人が来てくれました。皆さんに支えられて大学院3年間を過ごせたと思います。今後とも恩返しできるようにいい作品を作っていきたいです! 番外編《卒業展の舞台裏...》

卒業展設営の前日 
大学のアトリエで担当の先生である劉小東先生が弾丸で急に教室にきて、全作品の総チェック!学生だけでなく先生たちの意気込みも感じます!先生たちにとっても卒展は競演なのです。
右は劉小東 左江上越

私の大きな作品を運んでくれる彫刻家の友人、やっぱり力持ちだった!

大学美術館での設営中 設営は専門スタッフが要望にあわせてやってくれます!

親身に意見を話す劉商英先生、いつもタバコとコーヒーを片手に優雅に教室に来ます。

すべていい思い出です!手伝ってくれたみんなありがとう!


page top