藤野今日子 《マナザシノサキ》 

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藤野今日子 《マナザシノサキ》 

商品名: 藤野今日子 《マナザシノサキ》 
商品番号: 21060002
販売価格:

\60,500

消費税: \5,500 内税
規格: 4S アクリル、油彩などミクストメディア(額付)

商品詳細
視線がものがたる心模様

 昨年開催された「かわうそ新人賞2020」は、応募186点から入選25作品が選出され、7月には画廊を会場に入選作品展が展示された。応募者は美大生、美大卒業生のほかイラストレーター、ストリート系アーティスト、独学の絵師たち。また就職や結婚のため制作を中断したものの時間を経て生活環境が変わることで制作活動を再開した「新人」も多い。
 月刊美術賞に選ばれたのは、藤野今日子《マナザシノサキ》。画面の半分を覆うカラフルな模様と中性的な表情の人物が印象的で、人物画が多いこのコンクールのなかでも異彩を放っていた。
 藤野さんは大学で絵画を学んだあと、貸画廊での発表を続け、大学卒業後10年ほど経ったとき、フランスに渡りグラン・シュミエールでデッサンを学んだ。その後ヨーロッパとアフリカを旅し、当時平和だったシリア、ヨルダンではイスラム教徒の人たちの親切さにも触れた。1年にわたる放浪から帰国してからは、コンクールに出品しながら肖像画の依頼制作にも応えてきた。
「人物を描きたくて大学では裸婦ばかり描いていました。それが変わったのは家族ができて子どもを出産してからですから、ここ数年のことです。姿や形ではなく、人の表情を描きたいと思うようになったからでしょうか」
 表情といっても笑ったり泣いたりという単純なものではない。うつむいたり視線を空に向けたりする繊細で微妙な心の表れを絵にしていく。人物を引き立てるため背景はシンプルに抑え、小鳥や蝶を描きこむことで画面に流れを作り自然とのつながりを示唆する。物語を想像して欲しいという願いを込めて。
「女性を描く場合は、その心境の複雑さをカラフルな模様で表現しています。接着剤としても使われるアクリル樹脂系のジェルメディウムを利用して千代紙や写真を画面内に写すと、不定形な図柄が変化してゆく人の心の動きを象徴してくれます」
 受賞を機にもっと制作に時間をかけたい、と藤野さん。いつか個展の形で、藤野作品が会場埋め尽くす光景を見てみたいと願う。 (編集部)

※今年のかわうそ新人賞2021受賞作品展は7月12日〜17日、かわうそ画廊(東京都中央区新富1―8―11 東新ビル)にて開催

ふじの・きょうこ
1975年静岡県生まれ。98年玉川大学文学部芸術学科卒業。2015年練馬区民美術展美術館長賞。20年かわうそ新人賞2020月刊美術賞。
▼6月5日〜10日・「和を以て貴しと為す」、9月「少女の楽園」(いずれもかわうそ画廊)に参加予定


この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2021年6月10日を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。
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