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【丸山勉先生】「出来ない」と口にする前に、「どうしたら出来るか?」を考える

  1)プロになりたいと決心したきっかけを教えてください。 ・特に<これは!>というようなエピソードは無く、 気が付けばこの歳になっていました。 2)プロになるために心がけたことは? ・公募展等で、最低限の露出を担保する。 ・運の無さそうな人、ネガティブな人には近づかない。 ・尊敬できる先輩作家の画歴を調べる。自分の年齢と比較する。 ・直接話しを伺える機会を作る努力をする。懇親会などに努めて参加する。 ・20代で自分の制作に関してのグランドデザインやコンセプトメーキングを徹底的に検討する。 ・その為に美術はもとより、科学や歴史、経済、サブカルチャー等エロ本から哲学書まで、読み漁る。 ・制作の依頼は、極力断らない。 ・学生時代の友人や年の近い絵の仲間に、自分の作品の批評をしてもらわない。 ・必要がなければ、他人の個展に足を運ばない。 ・自分が行こうとしている美術業界についても、時間をかけて理解する。 3)プロになる人間と、なれない人間の違いはどこにあると考えますか? ・運と才能があり努力をおしまない。 ・孤独に強い。 ・自分と向き合う勇気がある。 ・気骨心、反骨心がある。 ・とりあえず、筆を持ってる時間が長い。 ・挨拶が出来る。 ・場の空気を読むとか考えない。 ・人の話を鵜呑みにしないで自分の頭で考える事が出来る。 ・「出来ない。」と口にする前に「どうしたら出来るか?」を考える。 4)応募者に期待することは何ですか? ・自分にしか出来ない事、絵画でしか表現し得ない事、 その画材でしか出来ない表現をしっかり意識する。 ・流行や情報に惑わされない作品。基礎や技法のしっかりした作品。    
まるやま・つとむ 洋画家。 1963年生まれ。東京造形大学造形学部美術学科卒。 白日会会員。


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