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えっちゃんの中国美大日記 第46回「元典美術館:ボストン作家とのコラボレーション展」

えっちゃん5 dotline 国を超えたコラボレーション展 アメリカのボストン美術館美術大学の教授でもある、Mark Cooperさんと海外アーティストとのコラボレーション展「YuYu China Blue Mark Cooper」展が始まりました。 キュレーターはアメリカのCamilo Alvaez 、コラボレーションアーティストには江上越、馬樹青、王英、許権、張天成、王楫、彦风、朱利頁 (私も参加しました!)が参加。 「豫」と「中国藍」 今回の展示名にも入っているように、Yuとは中国で「豫」を指しており、アーティスト達が上海豫园の園林景観と伝統建築から影響を受けたということと、ChinaBlue とは「中国藍」、つまり中国景徳鎮の青花瓷が何世紀もの間世界に影響を与えたということ、これら2つのテーマで大型のインスタレーションがそれぞれのアーティストの歴史や地理的境界を越えた創作の軌跡となって現れています。 今回の作品の一部は景徳鎮にて景徳鎮学院陶瓷美術与設計学院と一緒に陶磁器のコラボ、またベトナム現地で伝統的な版画ともコラボレーションするなど長い制作と多くの人の協力があってできました。 Mark Cooperコラボレーションということ Mark Cooperは今回の展示に関して、「作品の完成はわたしにとってはその一体が独立要素的足し算よりももっと重要であることを意味しています。それぞれの元素を相互に会話を持たせ、視覚にも隠喩的にもコラージュという言語で、個体作品と関連感受を促し、脳が普遍的な線的叙事から違うことから発生する衝突、また芸術のコラボレーションがそれぞれアーティストが作品との会話を強めました。絵画、陶磁器、複製像、コピー、木、宣紙などの異なる材料によって、これら一体がグローバルな経済、消費市場が芸術への影響を伝えています。」と話す。 「藍」は国を超えた東洋美 また開幕式では、コラボレーションアーティストを代表して私が「『藍』は日本では同じ発音でAi、つまり『愛』と同じ発音になります。日本でも青花瓷が中国から伝わった歴史がありますが、『藍』は中国だけでなく、東洋全体を覆う東洋美学のようで、日本にも青にはいろんな意味があります。コラボレーションを通して新しい発見があったり、とにかく楽しかったです。」と話した。 2016.4.3元典美術館 MarkCooper展示 2-993
開幕式の様子 左からキュレーターKamilo、通訳、アーティストMarkCooper、元典美術館館長金秀花、創設者谷燕、大使館の方、司会、コラボレーションアーティスト江上越。

開幕式の様子 左からキュレーターKamilo、通訳、アーティストMarkCooper、元典美術館館長金秀花、創設者谷燕、大使館の方、司会、コラボレーションアーティスト江上越。

美術館で話しをするMark Cooperとアメリカ大使館の人々

美術館で話しをするMark Cooperとアメリカ大使館の人々

コラボレーションアーティストとMarkCooper関係者とともに

コラボレーションアーティストとMarkCooper関係者とともに

コラボレーションアーティスト代表して発言する江上越

コラボレーションアーティスト代表して発言する江上越

展示に関して説明をするキュレーター

展示に関して説明をするキュレーター

2016.4.3元典美術館 MarkCooper展示 2-1211 「YuYu China Blue Mark Cooper」展 キュレーター:Camilo Alvaez (アメリカ) アーティスト:Mark Cooper コラボレーションアーティスト:江上越/馬樹青/王英/許権/張天成/王楫/彦风/朱利頁 会場:元典美術館 会期:2016年1月12日から2月29日 交通:北京市朝陽区望京広順北大街利澤西園112号


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