えっちゃんの中国美大留学日記 第75回「新しいアートフェアJINGARTはじまる。」

えっちゃん5 dotline

JINGARTとは
北京に新しいアートフェアJINGARTが2018年5月17日から20日、場所は北京劝業場にて開催された。JINGARTでは現代アートだけではなく古籍文献、骨董磁器、仏教美術、水墨画、ジュエリー、腕時計など様々な分野を取り扱う。このアートフェアは上海で5年間行われたアートフェアART021の初の北京での試みである。JINGARTの設立者は包一峰,応青蓝、周大為の三人で、それぞれファッション界、広報、不動産業出身と異なる分野の3人が集まっている。他のアートフェアと比べて、ART021は小規模、ハイランクという位置づけで、VIPの日には女優や歌手、モデル、有名なコレクターの社長達が集まる。

初のJINGARTでは 32の機関が参加、それらは全て主催者側のセレクトである。場所は三階建ての北京劝業場、北京の中心部で古く歴史のある場所を選び、来場者が32の機関をすべてまわれるような小規模である。外から見ると入り口は非常に小さく、入場しないと会場の大きさは実感できない。警備は非常に厳しく、会場に入るとまず大きな液晶画面があり、芸能界、京劇界、有名な人々がJINGARTへのコメント映像をみることができる。美人なスタッフが出迎え、日本の洋館のようなアンティークで古風な会場が目をひきつける。
ブース以外にも、会場内には統一した花のかざり、シンプルでクリーンな印象をうける。
HAUSER&WIRTH,DAVID ZWIRNER,PERROTINなどの国際的なギャラリーが参加、日本からは白石画廊、東京画廊、艸居画廊が参加した。

会場前

会場前



JINGART会場内の様子。手前右は耿画廊

JINGART会場内の様子。手前右は耿画廊



JINGART会場内の様子-2

JINGART会場内の様子-2



ピアニスト朗朗にインタビュー
初日は多くのコレクター、俳優、運動選手など各業界の人が集まった。スポンサーのHUBLOTの招待により著名なピアニストである朗朗のコンサートが会場にて夕方から行われ、多くの人でにぎわった。朗朗へのインタビューで彼は「特に近代や現代アートは音楽と芸術は影響し合っていると思う。自分は音楽家に関するものをコレクションしているが、現代アートにももちろん興味がある。特にダリの作品は好きで、僕はダリの作品から日本のアニメーションを想像する。今後日本にはコンサートをする予定があるので楽しみにしているよ。」と話す。

朗朗へのインタビュー

朗朗へのインタビュー



インタビューに囲まれる朗朗

インタビューに囲まれる朗朗



ピアニスト朗朗(右)と記者江上越

ピアニスト朗朗(右)と記者江上越



好調な売り上げ
誠品画廊は劉小東、陸亮の作品を展示。VIP初日は劉小東の油絵は全作品完売状態、全体では展示作品の85パーセントが売れた。日本の白石画廊は具体派を全面的に展示、ブースも広く具体派の重要人物が大体わかるような状態、価格は高いもので数百万ドル、初日は6点売れる。HAUSER&WIRTHでは張恩利の作品が28万ドルで売れ、玉蘭堂でも売り上げは好調だった。
JINGARTでの売り上げの作品は5-10万元から数百万元までそれぞれであり、5-20万元が最も多い。

誠品画廊のブース-1 著名アーティスト劉小東の作品。

誠品画廊のブース-1 著名アーティスト劉小東の作品。



誠品画廊のブース-2 劉小東の油画は初日に完売。

誠品画廊のブース-2 劉小東の油画は初日に完売。



誠品画廊のブース-3 アーティスト陸亮の作品。

誠品画廊のブース-3 アーティスト陸亮の作品。



長征画廊のブース-1 アーティスト展望の作品。

長征画廊のブース-1 アーティスト展望の作品。



長征画廊のブース-2 アーティスト喩紅の作品。

長征画廊のブース-2 アーティスト喩紅の作品。



ペロタンギャラリーのブース

ペロタンギャラリーのブース



白石画廊のブースは具体派の作品を多く出品、手前は白髪一雄の作品

白石画廊のブースは具体派の作品を多く出品、手前は白髪一雄の作品



艸居画廊のブース 

艸居画廊のブース 



東京画廊のブース 新水墨、彫刻などがありながら色調が非常に統一されている。

東京画廊のブース 新水墨、彫刻などがありながら色調が非常に統一されている。



会場にてインタビュー右はJINGART創設者のひとり、包一峰、左は筆者江上越

会場にてインタビュー右はJINGART創設者のひとり、包一峰、左は筆者江上越



右はアーティスト徐震、左は没頂ギャラリー責任者

右はアーティスト徐震、左は没頂ギャラリー責任者



右はコレクターの唐炬

右はコレクターの唐炬



会場様子

会場様子



コレクターの劉江山(右)と張恩利の作品の前で

コレクターの劉江山(右)と張恩利の作品の前で